オランダ研修⑤(研修先の牧場)
今回は現在私が働かせていただいている農場について話していきたいと思います
オランダ感満載ですので、お楽しみに
1、牧場の詳細について
名前:一応個人情報なので…
規模:5.8ヘクタール
牛の頭数:搾乳牛75頭、育成牛50頭
経営の特徴:バイオダイナミック農法
そんなこと言われても良く分からない!という人がほとんどだと思いますので、以下詳細について書いていきたいと思います。
2、農場について
どこ見ても緑、牛、緑という感じです
やはり農業大国オランダというだけありますよね
3、規模について
1ha=10000㎡なので5.8haは58000㎡ということになります
東京ドームが約47000㎡なのですこしそれよりも大きいくらいの規模になります
4、バイオダイナミック農法
まず簡単にこの農法について説明していきたいと思います
バイオダイナミック農法とは
農薬や化学肥料を使わず、宇宙の力を土壌に呼び込み、天体の作用を農作物の成長に生かすことを目標としている循環型農業の一種
これだけ聞くと本当に胡散臭い農法に聞こえませんか?
私はオランダに来るまで、いやオランダに来ても奇妙な農法だと思っています
私自身実際この農法を北海道で行っているところに取材に行き、今回この農法を行っている農家で働くことができたわけですが、この農法とにかく奇妙。その一言に尽きます。
具体的に行う儀式のようなことは、調剤と呼ばれるもの(木の幹を砕いたもの、ハーブ系の花)を動物の内臓に詰め、牛の角に牛の糞を詰め、それらを農場のいたるところに埋めて、農場の生産量を向上させるというようなことなのですが、
これ、本当に効果あるの??
なんだこれ??
これが実際の写真ですが、何回見ても奇妙です
注))少し衝撃的な写真なので苦手な人は見ないで下さい
しかし、この農場は乳価(牛乳のたんぱく質や脂質の値)がとても高く、乳房炎といった病気の牛もほとんどいません
また、放牧形式をとっていますが、草も青々としており、以前異常気象によりこの農場の周りの農場は草が生えなかった時でも、この農場だけは草が茂ったとか…
にわかに信じ難い話ですが、実際の話だそうです
なんとも不思議なこの農法ですが、実際に結果を残しているのも事実。さらに環境にも優しく、土壌にも負荷を与えない。心なしか牛も楽しそうに生きている気がします。
非科学的農法と言われるこの農法ですが、私はいい農法だと思います
まとめ
以上が私が働かせていただいている農場についてです
オランダの農場いかがでしたでしょうか
一人でも魅力的だと思ってくれる人がいたなら幸いです
ではまたお会いしましょう